子育ての目標 発達障害の子に必要な取り組み

⑤小学校 低学年編

私の子育ての目標は、我が子が将来自立した生活が出来るように育てる事です。発達障害でもそこは変わりません。もちろん発達障害といっても知的障害を伴う伴わないでも変わっていきますので、一概には言えませんが、イルカくんの場合は、持っていき方によって自立した生活は目指せる範囲であると思っています。そのために必要な事には手間も時間もお金も使う。ですので、子供によって手間も時間もお金をかける場所も変わっていきます。子供にかけるアドバイスも変わっていきます。娘の時には手間と時間はかかりませんでした。中学の時の塾代、短大の学費くらいでした。奨学金で娘にも頑張ってもらいましたが、今は国家資格を取り収入の面でも問題ない社会人になっています。娘はイルカくんと12歳離れています。中学生までは声が小さく恥ずかしがり屋で、おとなしいタイプの子でしたので、高校に入った時に私の知り合いが働いているコンビニでバイトさせました。社会人になった時このままだと娘が苦労するなと思ったからです。助けてくれる人が側にいる中でのバイトは、娘にはとても良い環境だったようで、どんどん大きな声が出るようになり社交性が出てきて、人とあまり関わらない仕事が良いと言っていたのに、「いろんな人と関わりたい」と気持ちに変化があり、やりたい仕事も変わっていき、高3で急遽進路を就職から専門学校に変え、現在の仕事が出来ています。バイトは1年だけそこで頑張ってごらんと伝えていたのですが、『ここがいい』と3年間辞めずに頑張り切りました。足りない物を補える環境を与えてあげる事で、将来進む道が変わっていくと思います。不得意な場所にただ放り投げるのではなく、乗り越えられる環境作りも大事だと思っています。娘の場合は、助けてくれる知り合いがいたことが、うまくいった秘訣だったと思っています。

私は最低限の勉強は必要だと思っていて、特にイルカくんは男の子なので、高校卒業後の就職、専門学校や短大卒業後の就職、大学卒業後の就職と考えた時に、大学を卒業できるほどの学力はないかもしれないので、イルカくんに一番ベストなのは、手に職をつける事だと思っています。手に職といっても色々あり、家族を持った時に食べさせていけるくらいの収入を見込んだ進路を考えてあげないといけないなとは思っています。料理が好きな子、手先が器用な子、乗り物が好きな子、体を動かす事が好きな子、色々な子がいると思いますが、料理人、技工士、整備士、電車の運転士、インストラクターなど、世の中には様々な仕事があるので、『お仕事図鑑』という小学生向けの本を一緒にみながら、すでに将来の話しをしています。例えば、「バスの運転手より電車の運転士の方がお金いっぱいもらえるね。ゲーム買いたい放題だね。」とか、「歯科助手より歯科衛生士の方が収入良いね。それなら歯科衛生士を目標にして頑張った方がお得だね」など、この仕事が出来たらどんな生活が出来そうか、想像しながら楽しく話すことによって、子供の中でも勉強の必要性や頑張る目的が出来てくるので、勉強をする時間を作りやすくなったと感じています。もし、お子様が勉強をしてほしいのにしてくれないのであれば、一度この方法を試してみてください。一緒に将来の話しをしながら、「こういう仕事いいね」「でもこういう好きな事を仕事にするにはある程度の勉強は必要なんだよ」「テスト60点以上を目標に頑張ってみようよ」など、やりたい気持ち、好きな気持ちを上手に利用して、勉強の必要性を伝えていけると、子供の気持ちも変わってくると思います。『お仕事図鑑』は本当に沢山種類がありイラストのタイプも様々ですので、表紙を見てもらってお子様と一緒に選んぶのも一つの手です。我が家が持っているのは下記の本です。参考までに載せておきます。

この本は私が知識を身につけるために購入しました。↓

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感想(1件)

中学生向けの本ですが、かわいいイラストが大きく載っていて小学生でも面白いと感じる作りの本です。本を読むのが好きじゃない息子でも、一緒に楽しく見れました。どんなお仕事があるかを知るには、とても良いと思います。↓

「好き」から未来を描く お仕事図鑑300 10年後、「なりたい自分」を叶えるために、今できること [ NPO法人16歳の仕事塾 ]

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仕事内容や平均のお給料などまで載っています。イラストとお仕事内容が結びつかない、今どきのイラスト感があります。より将来を現実的に考えられる本かなと思います。↓

将来が見えてくる! 日本の給料&職業図鑑?Special

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しかし勉強が全くできない子は、まず理解できていないから勉強が楽しくない、言われていることが分からないからやりたくないというお子様もいるので、そういう子には、早い段階で学習障害向けの塾や、天神などの発達障害の子向けの通信教材を利用して、基礎をしっかり固めてあげてから、勉強を進めていくやり方が良いと思います。お金はかかりますが、基礎を固める時だけでもプロにお任せした方が、理解が早く、ママも楽だと思います。おすすめは学習障害向けの塾ですが、学習障害向けの塾は少ないので、通える距離にない場合はさかのぼって勉強が出来る通信教材などがおすすめです。私の知人のお子さんはADHDと診断されていて、3年生の時に学習障害と診断され、学習障害向けの塾に1年半通われました。掛け算を覚えても、割り算を覚えると掛け算を忘れてしまう、掛け算を覚えなおすと割り算を忘れてしまうという事が起き、結局4年生の時に3年生の基礎を固めるために塾に通う事になったそうです。現在は大学を卒業し、就職しています。基礎ができていないと、学校の勉強もちんぷんかんぷんで、余計に集中しなくなります。授業が面白いのは聞いていて分かるから楽しく感じるので、お子様がなぜ勉強を嫌がるのか聞いてあげて、進めていってあげてほしいです。

イルカくんの場合は、お金を使う場所がいっぱいあります。お金を使って、沢山の工夫をして、乗り越えてもらう、切り替えてもらう、頑張ってもらう。「やってくれないから」とゲーム三昧の生活をさせてしまうと、今は楽かもしれませんが、将来のニート率は爆上がりだと思っています。ですので、今が一番大事な時だと思って、手をかけ、時間をかけ、お金をかけ、イルカくんの気持ちの切り替えがうまくいくようにしています。できない事を普通レベルにする時間があるのであれば、私は得意を伸ばす方に時間を使いたいと思っています。

それには理由があり、発達障害の子たちにとって、好きなこと・得意なことを伸ばしてあげる事が、社会を生き抜く力になっていきます。向いている仕事こそが発達障害の子にとっての生命線になります。現在では、ADHDや自閉スペクトラム症の人は、ニート化につながる可能性は相当に高いと考えられています。好きなこと、得意なこと、向いている仕事でしか、お金を稼げないって事が十分に考えられますので、社会に出た時の生命線になる、好きな事・得意な事をお仕事に出来るように、今のうちから好きな事・得意な事を見つけてあげる事、その好きな事・得意な事を伸ばすために、頑張ってもらう事が必要だと思っています。そのためには、一時的に物で釣るような事にはなってしましますが、ご褒美シールなどを活用して、気持ちの切り替えややる気を起こさせる事がとても重要になっていくと思います。もちろん、他にやる気の出る方法があれば良いのですが、私はまだ見つける事ができていません。徐々に乗り越える力は付いてきていて、ご褒美が必要な場面も減ってきていますので、小学生の間は様子をみながら必要に応じて物で釣る作戦で乗り越えようと思っています。

『ニートになることと、発達障害の症状の密接な関係』が載ったサイトがありました。発達障害の子に起こり得る事が載っています。親が知っているだけでも、今後の進路のアドバイスが出来るかと思います。

『ニートになることと、発達障害の症状の密接な関係』

イルカくんの好きな事はゲームです。一日中ゲームをしていても足りないと言うくらい、ゲーム依存症でした。将来はゲームのユーチューバーになりたいと言っていますが「趣味でやりましょう。最初から職業にしてはダメ」と伝えるようにしています。「やってみて本業に出来るレベルになったら最高だね」と将来を夢見ながら楽しく話しています。否定しない事が大事かなと思っています。

ゲーム依存症の件は、色々試しました。勉強した時間だけゲームができる。やるべきことを全部やり終えたら9時までゲームしていいよ。ゲームチケット制にしてやるべきこと、お手伝いをしたらゲーム30分券が手に入る。ゲーム1日2時間までなど、3年間試行錯誤してきましたが、どれもうまくいかず状況が悪化するだけでした。現在イルカくんに合ったやり方は、『やるべきことをやったらゲームを好きなだけしていいよ』にしています。寝るまでにやるべきことが終わっていればいいので、ゲームも好きなタイミングで出来ます。日々取り掛かる時間もバラバラです。イルカくんは時間割のようにやる時間を決めるよりも、やると腹をくくった時の方が集中でき、この方が切り替えが割と早く出来るので、このスタイルになりました。4年生からピアノと塾に行き始め、家での練習や宿題もあるので、実質2時間もゲームができない日もありますが、イルカくんは制限がない約束の方がやる気が出るというか、しかたなくでもやってくれて、身に付いていってるので、今は何かを頑張る時間を作りながら、必然的にゲームができない時間を作りながら、好きなだけゲームができない生活を取り入れながら『やるべきことをやったらゲームを好きなだけしていいよ』にしています。もちろんピアノも塾も大好きなんですが、家での練習や塾の宿題は別問題のようで、暴言を吐かれる事が多いですが、『好きなだけゲームができている』と錯覚してくれているのか、なんとか継続できています。習い事と塾に行く必要性はしっかり理解できていますが、暴言を吐いたり、行く間際に「行かない!」と言い出すのは、もう仕方ない事だと、そこが発達障害の特徴だと思って、諦めています。ただ、休ませる選択肢だけは与えません。

イルカくんの得意な事は勉強です。特に算数。学校で8割がた理解してくるので、あとはご褒美シールなどを試しながら家での勉強を頑張ってもらいました。楽しく勉強する事がポイントです。テストの間違えた所を覚えなおすだけで、成果がでました。勉強は毎日の積み重ねなので、どんなに嫌がっても、あの手この手を使って5分でも勉強できる時間を作っています。「お母さんのパワーあげる」と言って抱きしめてあげると、切り替えが出来る日もあります。国語がとても苦手で、漢字・文章問題が出来ないので、今は塾に通っています。高学年にもなると、親の言う事は聞かないけど、塾の先生の言う事は聞いてくれたりするので、家から出て勉強してもらうのも一つの手かなと思います。ですが一人では絶対に行かないので、送り迎えしながら行かせています。行ってしまえば楽しかったと帰ってきますし、成果もあるのですが、行かせるまでが大変💦うぜー!くそばばー!とか言われていても、無言で耐えて塾に行ってもらう日もあれば、「いい加減にしなさい」と怒鳴りあいの日もあります。発達障害、グレーゾーンの子に何かをさせるって本当に大変ですよね。何度塾をやめさせようと思ったか分からない程むかつく事ばかりですが、とりあえず中学生になるまでは、「耐えろ私!」と思いながら息子と一緒に頑張っています。塾は4か所体験に行き、息子に選んでもらいました。継続させるには、一番必要な事だと思っています。

苦手なことは、国語、運動、スポーツ、集団行動、怖い事、痛い事です。ばんそうこうから少しはみ出るくらいの擦り傷で1時間大泣きする子です。学校から「パニック起こしてしまいました。迎えに来れますか」と連絡があり、仕事を早退させてもらって行ったら、その程度のケガだった事が何度もありました。異常な程の痛がり、おびえ方をします。習い事も「土日がつぶれるのは嫌、スポーツは絶対無理。僕は絶対に怒られるから怖くない先生で。」という要望の中、やっと見つけた習い事を今もやめることなく続けられています。厳しく鍛えてもらう場所よりも、居心地の良い場所で得意を伸ばす、好きな事を増やす方が今のイルカくんには必要かなと思っています。

スポーツが得意な子はバンバンスポーツさせるべきだと思います。上下関係、コーチ・監督との関係などで、礼儀、根性、体力がついてくるので、スポーツを続けてきたお子様は、将来どんな仕事も結構無難に出来てしまうイメージがあります。社会に出た時に、一番大事なスキルが身についているからなのかなと感じます。

一人でいることが好き、人と関わる事が苦手、絵が得意な子などには、コミュニケーションをとらなくて良い仕事、ある程度の所までは一人でこつこつ出来る仕事を視野に入れながら、考えてあげると良いかと思います。こういうタイプの子は特に社会に出た時に、辛い思いをしてしまう子が多く、仕事が長続きしなかったりします。仕事の向き不向きがとても左右するので、例えば在宅でも出来るような、IT系やWeb系のスキルが身につくような進路を一緒に考えてあげる。グラフィックデザインやWebデザイン、プログラミング、イラストレーター、動画やアニメの制作などお子様のタイプから選べる仕事ってたくさんあると思います。また製造など、同じ作業を繰り返すようなお仕事が向いている子もいます。そのために、今何が必要かな?プログラミング習わしてみようかな?iPadで絵を書かせてみようかな?など、先を見据えて考えてあげる事が大事かと思います。『将来変わってくれるだろう』ではなく、『変わらなかった時』の事を考えて動く。好みややりたい事が変わったとしても、やってきたことが無駄になる事は決してないと思っています。

イルカくんは素直に受け入れる事が出来ずに、全て疑問に感じてしまいます。イルカくんの中にはいつも「なんで?」が存在します。「なんで宿題をやらなきゃいけないの?」「なんで今やらないといけないの?」「なんで教科書学校に置いといたらいけないの?宿題が出た科目だけ持って帰ればいいじゃん」となってしまいます。「なんで10時までに寝ないといけないの?1日24時間じゃ足りない!なんで1日は24時間しかないの?!」とスケールの大きい疑問を投げつけられる時もあります。その原因は想像力のなさやこの後何をしないといけないのかなど、順序立てて行動できない所など、いろんな事が絡んでいて素直に受け入れられないんだと思うので、必ず理由を説明するようにしています。納得してくれるような理由をこじつけて説明する時もあります。

「宿題は明日の朝やる」と言い、朝適当に宿題をして少し遅刻して学校に行き、何度も「その日のうちにやってよ」と言っても直らなかった時があったので、担任の先生に協力してもらい、「宿題は今日中に終わらせるように!」と言ってもらいました。後から先生から聞いた話ですが、生徒みんなに「宿題は今日中に終わらせるように!」と言うようにしてから、月曜日の宿題忘れがグンと減ったそうです。金曜日の宿題を後回しにしてやり忘れる子もいたようで、イルカくんのおかげで気づかされる事があります。とおっしゃってくれました。息子も先生に言われてからは、その日のうちにやるようになってくれました。そんな感じで他の人に言ってもらう事で素直に受け入れてくれる事があったりします。

ですが、そうは言っても、気持ちの切り替えややる気を出させるために、上記の事をやろうとすると、とてもじゃないですが、普通の生活、つまり仕事して、帰って、ご飯作って、ご飯食べて、洗濯物畳んで、お風呂に入れて、食器洗ってなんてやってられないと思います。私はそれを常に一人でやって子供を21時に寝かせて、私の考える普通の生活を無理やり続けていたら、ある日色々な事ができなくなりました。スケジュール管理もできない、毎日終わらせていた家事が終わらない、仕事も残業しないと終わらない、水が入っていない鍋を空焚きしてしまったり、昼夜問わず泣いてしまったり、朝起きれなかったりするようになりました。鍵を開けて鍵穴に鍵をさしたまま家に入ってしまい、次の朝会社に行く夫が発見し、半年の間に6.7回くらい夫に怒られました。怒られて当然ですし、なぜそんなことが起きてしまうのか自分でも分からずにいました。夫との関係も重なり、結果うつ病と診断されました。今はお米だけ炊いて冷凍食品やお惣菜、卵焼きや目玉焼き、夏はそうめんなど、子供でも出来る簡単な物しか作っていません。もはや、卵焼き・目玉焼きはイルカくんが作ってくれます。力の入れどころと、力の抜きどころを作らないと、ママが壊れてしまうので、ママが壊れてしまう前に旦那さんと協力して、お子様の得意を伸ばしてあげてほしいです。

←前回のお話し       つづく→

おまけ情報11

イルカくんは気持ちの切り替えがうまく出来ず、全てに反抗する子です。それはいまだに治りません。ですので、私が試して効果のあった事、失敗した事をいくつかお伝えいたします。また、イルカくんのように瞬間湯沸かし器の子で、怒りのコントロールができない子には言葉選びや言い方を変えるだけで効果がありました。

物で釣る作戦

ご褒美シール台紙を用意して、シールは100均で自分の好きなシールを選ばせました。宿題頑張ったらシール1枚、お風呂洗ってくれたらシール1枚、頑張ったレベルに応じてシールの枚数を変え、気持ちの切り替えなどに役立てていました。歯の生え替わりがうまくいかず、歯医者で抜かないといけなくなった時はシールだけではうまくいかず、2回も歯医者で暴れ失敗し、ゲームソフトを買う事で3回目の予約でやっと成功し抜歯を乗り越えてもらった事がありました。達成後のご褒美はお子様が強く興味を示すものがいいと思います。我が家の場合は最初はシールがいっぱいになったら、「500円を好きなように使っていいよ」にしました。その次にした事は、もとからテーマパークに行く予定になっていましたが、シールがいっぱいになったら「テーマパークに連れて行ってあげる」など、日常の生活をうまく利用しながらご褒美シールを活用していました。低学年だからこそごまかせるような事もしながら、「イルカくんが頑張ったから映画観に来られたんだね。頑張ってくれてありがとうね。」と伝え、達成感も感じてもらえるような事をしていました。2.3年生はこの方法がとても有効でした。

ご褒美シール台紙 ←沢山の種類があり、年齢や用途によって選べるのでおすすめのサイトです✨

先生やじいちゃんばあちゃん、友達のママに協力してもらう

ママパパには反抗する事でも、先生やじいちゃんばあちゃん、友達のママに言われることによって気持ちに変化を与えてもらえたりします。困った時はその状況に見合った方に協力してもらうのも一つの手です。

前もって声をかける。タイミングを合わせてあげる。

希望は学校から帰ってきたらすぐに宿題をやってほしいのですが、それだけはかたくなに拒むので「今日宿題いつやる?」など声をかけて、その日の気分を探ります。どうしてもご飯前にやってくれない時は「じゃあ何時からやるって約束してくれる?」などやるまでに何回かクッションを入れて気持ちの切り替えの時間を与える。「そろそろ時間だよ」と声をかけて、ゲームを終わらせるタイミングを待ってあげる。私は、前もって声をかけるタイミングで「セーブしないといけないゲームはもうやらないで」と言っておきます。「何時からって約束したでしょ!」は、イルカくんには逆効果でした。発達障害の子は特に、大人のタイミングに合わせられない子が多いと思いますので、ゲームだけは親が待つことを覚えた方がスムーズにいく事が多いです。お子様の切り替えのタイミングを見つけてあげてください。とは言うもののそれでもやらない時は怒鳴り散らします。親子喧嘩勃発で、毎回言う事は一緒です。何年言い続けている事だか(>_<)そういう日もありながら、今も過ごしています。

何かをやらせる時に怒った口調で言わない

仕事をしながら家事を完璧にしていた時は、常に怒った口調でイルカくんと会話していました。夫の発達障害が分かってからは、夫の威圧的な態度もなくなった事もあり、今余裕をもって話せているせいか、イルカくんの気持ちの切り替えがうまくいく事が多いです。「今やりなさい」「ちゃんとやってよ」「早くして」は、逆効果でした。その言葉を言わない方がよっぽどやってくれるし、切り替えの時間が短く済みます。余裕なしでは共倒れになりかねないと今は感じています。

助けてほしいと伝える

魔法の言葉だと思っているくらい、イルカくんは助けてくれます。「お母さんのために頑張ってくれる?」「助けてほしい」は絶大な効果です。本当に助けてほしい時しか使いませんが、子供に頼る事で子供が頼もしくなる事もあるのかもしれません。頼り過ぎ注意ですのでほどほどで。

好きな物を取り上げる。禁止にする。(失敗談)

やるべきことをやらないからといって、何かを取り上げたり、遊びに行かせなかったり、何かを禁止にすることは逆効果な事が分かっています。いずれお話し致しますが、4年生の時に私はイルカくんにそれをやってしまって「死にたい。生きてる意味がない!」と大変な状態にさせてしまいました。その失敗があったからこそ、今の生活が出来ているかもしれないので、なんとも言えないのですが、お金はかかりますが、与えて乗り越えてもらう、与えて切り替えてもらう方が断然気持ち的にも楽でした。

3日間禁止もやりました。ゲームで負けると怒りスイッチが入り物にあたるので、怒りスイッチが入った時は毎回ゲーム3日禁止を継続させました。それでも直らなかったので、トイザらスでサンドバッグを買い与えた所、サンドバッグ大活躍で物にあたらなくなりました。3年生、4年生の5・6月くらいまでは使っていたと思います。その後は必要なくなり、いまだに多少は負けて怒っていますが、言葉で発散できるようになってきたので、「はぁー?こいつずりー!」とか「チートだチート」とか文句言ってますが、座っておとなしくやっているので今はこのまま様子をみています。

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